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障害を強みに。『筆談ホステス』斉藤里恵 <自伝・自分史・その周辺25> 

聴覚障害を持ちながら、銀座の一流クラブで、売上トップのホステスになる。
金曜夜のドラマのような人生です。
そう書いてしまうと、予定調和のサクセスストーリーのように聞こえますが、巻頭から最後まで、里恵さんの、必死に生きようとする思いが伝わってきます。

この本は、聴覚障害と水商売という、多くの人が知らない二つの世界の扉を少しだけ開いて覗かせてくれます。

赤ん坊のときの病気で聴力を失った彼女には、音声としての言語の記憶がありません。
ご両親は、耳が聞こえないことによって、彼女がコンプレックスを持ったり、内向的になったりすることがないようにと考えたのでしょう。
ありとあらゆる習い事をさせます。
障害があることで、人に後ろ指を差されることがないようにという思いもあったのでしょう。
かなり厳しいしつけに反発した彼女は、不良の仲間に入り、高校生のときには「青森一の不良」という、不名誉な称号ももらいます。

彼女には、困ったときに人が手を差し伸べてくれる。放っておけない魅力があるのでしょう。
彼女を見守る人々に支えられて、天職であるホステスという仕事に出会います。

たくさんの習い事の中で、身に付いたものはあまりないとご本人は言いますが、そのうちの一つ、書道が、彼女の現在を支えています。

 筆談術のイロハのイは、相手を見極めて言葉を選ぶこと。じっくりと字を眼で読める筆談は、
余計に気を使わなければなりません。これは銀座のホステスの基本でもあるのです。


ときに、筆談はふつうの会話以上に心に響くこともある。
なるほど、その通りで、言葉による会話と比べれば、筆談ではどうやってもコミュニケーションの絶対量は少なくなってしまいます。
里恵さんは、手のひらサイズのメモ用紙に、万年筆を使って文字を書きますが、1枚の紙に30字くらいしか書けないでしょう。
その短い文に思いを込めて、お客を気持ちよくさせて、かつ強く自分を印象づけるというテクニックを使います。
聴覚がないから、「筆談」というユニークな方法で成功した里恵さんですが、耳が聞こえていたとしても、コミュニケーションの仕事で大成功したのだと思います。
もしかすると、天性のコピーライターではないでしょうか?

辛いのは幸せになる途中です。

コメント

今の私の環境は、将来の自分のために必要なことだと思えるようになりましたe-319
一歩ずつがんばっていきますe-69

Re: タイトルなし

sukura-sunsunさま

そうですね。
未来の自分はもっとよくなると、信じることができれば、
いま経験している苦痛や悩みが、すべて
未来の自分への糧になると思えます。
一歩ずつで十分ですよね。


> 今の私の環境は、将来の自分のために必要なことだと思えるようになりましたe-319
> 一歩ずつがんばっていきますe-69
  • [2009/10/11 00:20]
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  • 自分史プロデューサー タケ
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