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弱点が武器になる。『生きてるだけでだいたいOK』マギー司郎 <自伝・自分史・その周辺30> 

「生きること」を、勝つか負けるかの競争と捉えてきた人は、目からウロコが落ちる思いを味わうことでしょう。

勉強も駄目。運動も駄目。家は貧乏で、極度に目が悪い。
唯一、楽しくできることが手品だったけれど、実はすごく不器用。
なにもかもうまくまわらない人生で、

「ごめんねー。じつは僕手品が下手なんですよ~」

ポロッと飾らない本音を打ち明けたら、お客さんがふっと笑ってくれた。
そこから、あのマギー司郎さんのゆるーいマジックのスタイルが生まれます。
人の目が気になったり、人と自分を比べてばかりいたり、本当の自分よりよく思われていたいと考える人は、この境地に至ることは無理かもしれません。

小学校で、給食のコップを一括購入したとき、お金がなくてみんなと同じコップが買えなかった。形も大きさも他の人のものと違っていたけれど、給食室から洗って帰ってきた自分のコップはすぐに見つかる。みんながいちいち名前を確認して探すのにとても苦労しているのに、これはいい。

「みんなと同じじゃないのは、不便もあるけど、利点もあるんだ」

普通ならいじけたり、悲しくなったり、親を恨んだりするエピソードから、この人は、「これも悪くないじゃない」「僕にしては上々だ」という教訓を学び取ります。
この考え方は、まわりに集まる人たちを分け隔てなく照射するエネルギーになるのですね。司郎さんのそばにいる人たちは、それを受けてほっかりと暖かくなります。

そんな司郎さんですが、自分自身は家庭と家族に恵まれていません。
中学を卒業してすぐ家出。
その後ずっと家に戻らず、十六年ぶりに母に再会したのは、白内障と胆のう炎で入院していた母が、たまたまワイドショーに出ていた司郎さんを見て、家の息子ではないかとテレビ局に電話をかけてきたからだといいます。
親孝行はあまりできず、母は亡くなり、二度した結婚も、自分のわがままで二度とも失敗しました。

家庭に恵まれないせいか、自分の弟子達と作る関係を疑似家族と考えているのでしょう。
落ちこぼれの師匠を求めてくるのは、やはり落ちこぼれの弟子たち。
彼らをおっとりしたお父さんのように、見守ります。

弟子たちにも言うの。「人と同じようにできないのが、何でいけないことなの?弱点はいっぱいあるけど、君しかできないこともあるよー」って。

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