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母が探し求める答え。『息子よ 真実のパク・ヨンハ』オ・ヨンラン <自伝・自分史・その周辺99> 

昨年の6月、パク・ヨンハさんは自殺しました。

パク・ヨンハさんが、家族を愛し、非常にファンを大切にする人だということは、ファンの間ではよく知られていました。
ファンならずとも、彼の笑顔を見れば、その誠実な人柄が伝わってくるはずです。

母、オ・ヨンランさんは、いまだに息子の死に納得がいっていません。
彼が死を選んだ理由についての、世間の憶測や、根拠のない噂や誤解に応えるために、書いたのが、『息子よ 真実のパク・ヨンハ』です。

韓流ドラマを見ていると、よく1997年のアジア通貨危機で破産した企業家や、失業したエリート会社員。学校をやめて働きだした青年などが登場します。
主人公の生活が一変し、多額な借金を抱えて苦悩するストーリーのドラマを見ると、十数年前の通貨危機がいまだ韓国社会に深い傷跡を刻みこんだことを思い知らされます。

パク家も、アジア通貨危機の波に呑み込まれた家庭でした。

タレント事務所を経営していた父の会社が倒産し、多額の負債を負いました。
その借金を、俳優の仕事をしながら、少しずつ返済したのは、ヨンハさんでした。
父母、そして、5歳年上の姉を守るために、働き続けます。
さらに、父親ががんを発病し、ヨンハさんは経済面のみならず、精神的にも、パク家の支柱になりました。

 近くで息子を見ていた私には、亡くなる間際のヨンハは、本当に頼もしくて凛々しく、そして生命力にあふれた印象です。
 なにか辛いことがあったからといって、自死を選択するような悩みを抱えていたようには思えませんでした。
 そもそも、息子は、自殺のニュースを見るたびに、
「なんで自ら命を絶つなんてできるのかな。辛いことがあっても、命さえあれば頑張れるものなのにね。
 たとえ命を懸けるようなことがあったとしても、自分の弱さに負けてではなく、家族や愛する人を守るための死だったら、理解できるかな」


母ヨンランさんは、ヨンハさんが家族を残して自死したことが信じられません。
当時、ヨンハさんは、日本でのライブのスケジュールのために、余命3ヶ月の父の側にいられないことに悩んでいました。
でも、決してライブをキャンセルすることはありませんでした。
家族と別れて、日本に出かけるときも、

 「きっと、自分の病気のせいで僕が(日本に)行かないなんてことになったら、お父さんが責任感じてしまうからね。頑張ってくるからね」

そう宣言したそうです。

こんなことを言える息子には、自分が死を選ぶことが、どれほど残された家族を苦しめるか、よくわかっていたはずです。

しかし、死を選んだヨンハさん。
あまりにも強い責任感のために、ふと魔が差してしまうということがあったのかもしれません。

ご冥福をお祈りします。




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