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「ちょっと気取って書く」で、スキルアップ。 

丸谷才一氏が書かれた『文章読本』という本に、「ちょっと気取って書け」という有名な一節があります。

字義通りの意味に取れば、あんまりいいことには思えません。
私たち、子どもの頃の作文の授業では、
「思った通りのことを書け」
と言われてきました。
「ちょっと気取って書け」は、教わってきたことと真逆です。

自分の能力以上に嵩(かさ)ましして書くこと。
無駄に飾り立てて書くこと。
育ちの良い上に、人並みはずれた知識人のような顔をして書くこと。

そんなふうに思うと、「なんだかねえ……」という感じになります。

でも、丸谷氏の言いたいことは、それとはちょっと違うのかもしれません・

たとえノンフィクションであっても、紙の上に文字を連ねて文章を書くときに、完全なリアリズムはありえまない。
リアルな描写も、筆者の視点を通す限り、虚構になるわけだ。
「ちょっと気取って書け」とは、「自分の文章スタイルを持て」ということに他ならない。

そんな意味なら、理解できると思います。

「ちょっと気取って」書くときには、書き手は読む人を意識しています。
その文章を、誰が読むのかが想定できているからこそ、どう気取ればいいのかがわかるわけです。
それが、その人の文章のスタイルになっていくのでしょう。

「ちょっと気取って」書くときには、人はほんの少し、背伸びをします。
たくさん背伸びをしたら、書く文章そのものが破綻してしまいますが、
「ちょっと」の背伸びを続けることは、確実に文章のスキルアップにつながっていきます。

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