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『定本 納棺夫日記』青木新門 <自伝・自分史・その周辺1> 

「自伝・自分史・その周辺」と題して、自分史を書くときにお手本になりそうな本を紹介してまいります。 必ずしも自分史だけではありませんが、いろいろなスタイルのものをコレクションしていきたいと思います。 お読みになった方のご感想もおうかがいできればと思います。

第1回目は、映画「おくりびと」の原作です。死にもっとも近いことを日常の生業にしている人の透き通った死生観が描かれている本だと思います。
想像するに、かなりハードな仕事でしょう。
御遺体の状態はさまざまで、ぶよぶよにふやけた水死体や、放置されたまま蛆が湧き出した御遺体の処理をするときは、「これがルーティンワークなんだ」「なにも考えずに処理するのがプロフェッショナルなんだ」と自分に言い聞かせなければやっていられないこともあるでしょう。
青木氏は、プロフェッショナルという名に逃げて、感情を殺し、様式的な形を求める納棺作業に徹するのではなく、生きていた御遺体を浄土へお送りする仕事としての意味を問い続けています。
いまの時代の葬式仏教があまりにも無力で、生者の思うこととはかけ離れた思想になってしまったことを、現場の人として憤り、死者の尊厳を守ることを心の中心に置いている人だと思います。
「おくりびと」も素晴らしい映画ですが、青木氏が披瀝する死生観は、ぜひ、本でも読んでいただきたいと思います。


コメント

初めまして、ブログ拝見いたしました。
この本は、読まれてる方かなり多いようですよね。自分史をつくるときに参考になる本でもあるんですね。

コメント、ありがとうございます。

この本は、他人や親戚への喜怒哀楽の感情がはっきりしています。そういう意味では、関係者の思惑に気を使いながら公開しなければいけない「自分史」よりかなり私小説的ですよね。

文章自体がとても端正なので、勉強になる本ですね。

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