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野生動物も、人も隔てなく。『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』 <自伝・自分史・その周辺19> 

「人と社会と自然の共生を目指す人材の育成」を目標に掲げた鳥取環境大学。
そこでは、野生動物と人間が、校舎で、校庭で、大学林で、まさに共生しています。
巨大コウモリが廊下を飛び回るのは序の口で、実験室で飼っていたヘビとハムスターが同時に逃げ出す。
ヤギに頭つきを喰らう。
子どもを守る母アナグマに襲われる。
そんなことは、日常茶飯事。
動物行動学、人間比較行動学を研究する小林朋道教授は、野生動物たちが引き起こすアクシデントに胸躍らせます。

アクシデントにわざわざ遭遇している感もあります。

(ヘビを手なずけるために)ヘビの喉へ入れた肉を奥へ奥へと押し込んでいたときだった。ヘビの口が閉じてしまったのである。
 そのときはじめて実感したのだが、ヘビの歯は手前から奥の方に列になって生えているのだ。つまり、一度獲物を口の中に入れてしまうと、歯が“返し”のような機能を果たし、もがけばもがくほど奥の方に移動するようになっているのである。

小林先生の指が呑み込めないと悟ったヘビは、最後には吐き出しますが、指の数箇所からは出血していました。
聞くだにゾッとする話ですが、被捕食動物の恐怖を体験した小林先生は、

 指が吐き出される感触も味わえた。

なにやらひどく喜んでいる様子です。
野生動物への愛は半端ではありません。
その先生は、また、野生動物とのアイコンタクトで結ぶ特別な関係をこよなく愛しています。

でも、
「先生~!大変です。巨大コウモリが飛んでいます」
「先生~!大変です。アオダイショウが逃げ出しました」
「先生~!大変です。ドバトが巣から落ちました」
と駆け込んでくる学生や大学職員に向ける眼差しも、結構やさしい。
野生動物を見守る庇護者としての眼差しと、人間を観察する眼差しも同質のものなのかもしれません。

野生動物も、人も隔てなく。

これぞ、「人と社会と自然の共生」なんですね。

『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』
『先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!』
続編も、続々出版されて、大学の動物たちから目が離せません。

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